四国歩き遍路の旅【日記】

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みなさん、こんにちわ!いさじJoeおじさんです。
「文章を書くとは、恥をかくことだ」と、どこかで聞いた事がありますが、まさにそんな感じです・・・

いさじJoeおじさんの四国歩き遍路の旅【日記】


四国歩き遍路の旅【日記】

DATE: 04/28/2005 11:00:26 PM

ドキドキしています
りんちゃん、
一寸、贅沢させて下さい。

DATE: 04/29/2005 04:16:45 PM

四国は、暑い
売店のおばさんは最低だ
春の草は匂う
前髪が邪魔だ
歩かないと見えないことがある
トラックはこんなに沢山必要なのだろうか
徳島は今、田植の真っ最中だ
メガネをかけたまま顔を洗ってはいけない
昼飯に甘夏を食べてたら、赤飯をもらった
お返しにもらった甘夏をあげた
犬が寄ってきたから、赤飯をあげたら食べずに逃げていった
腕が日焼けした
マメは予防が大事
ここで野宿しても大丈夫だろうか

DATE: 05/01/2005 08:18:56 PM

マメがぷっくりと膨らんでいた
野宿も意外と快適だ
どんどん追い抜かれる
きつい
膝の裏に鉄が入っている
誰よりも遅い
マメは、早めに潰した方がよいのだろうか
健康がうらやましい
きつい
なんとしても前に進みたい
ひとり歩きの女の子たちは、かなり丈夫だ
車の作る風で帽子が何度も飛んだ
もっとゆっくり走れないだろうか

DATE: 05/01/2005 08:41:22 PM

寺は金のためにあるのだろうか
インナーだけのテントは、雨漏りする
新品のリュックの肩かけが、二日目でちぎれた
荷物が重すぎたんだろう
なで肩は、不便だ
いいリュックは、なかなか無い
家からもって行くべきだ
足が、さらに痛くなっている
坊主頭にしたらタヌキみたいになった
前までは、イモだったのに
自分と会話しだす人がいるらしいが、マメと会話している
中高年の人の方が、観光気分だ
おっと、いさじJoeもそろそろ中年か

DATE: 05/02/2005 06:32:39 PM

道を間違えると腹がたつ
足がよくなった
登山は屋久島で鍛えた自信がある
なかなか調子がいい
野をこえ山こえ歩く歩く
体からラード(汗)が吹き出している
たまに自分から染み出たラードで滑る
それはない
休憩すると寒い
やっぱり山登りは、そこそこやる
山の上にも立派なお寺があった
納経所で泊まれる所を聞こうとしたら、追い払われた
かなり冷たい
お金が必要なスタンプラリーみたいなくせに・・・
もちろん真剣に願いを込めている人もいると思うが・・・
それにしても、お寺の人にいい印象が無い
あぁ、キリスト教でよかった
そう言えば、いさじJoeはキリスト教だ
こんなんして、いいのだろうか
でも父方は、仏教だからいいよね
アスファルトと山道では疲労が全然ちがう
朝七時から夕方六時まで歩いた歩いた
今日は、かなり満足

DATE: 05/03/2005 05:24:16 PM

山の野宿は、まだ寒い
マメが冷えて固くなった
寒い、痛い、怖い
朝かと思って起きたら夜10時だった
ブログにコメントが少ない
さみしい
テントが乾かない
乾かないまま出発
またマメができた
道を知らない人が、必死に道を教えてくれた
落ち着け
ほんとに日和がええなぁ〜
野菜が食べたい
牛乳も飲みたい
また、道を間違えた
腹がたつ
車でまわっている人にも腹がたってきた
全てのものに腹がたってきた
いなり寿司おいしい
坊主にして良かった
足が重い
現代のお遍路さんは、ネットカフェに泊まってしまう
そして仕事をする

DATE: 05/04/2005 07:35:18 PM

マメは、大丈夫
膝の裏も大丈夫
でも、右膝の表が痛い
ガシガシ歩く人がいる
バンテリンが効いた
くそっ、また道を間違えた
2500円の遍路用地図は、分かりにくい
地図があるだけましだけど、もっと安くしてくれ
徳島は床屋が多い
歩き遍路は、凄いいい道を歩かせてもらえる
京都や奈良より日本を感じる
外国人を案内するならここがいい
向かいの若い男は、盛んに水を飲んでいる
もっと静かに飲んでくれや
「俺は二周目だ」と勝ち誇られた
あいつだけには負けたくないと思う奴がいる
縁の太いメガネをかけたひょうひょうとした男だ
休憩すると追い抜かれる法則がある
逆に抜く時は相手が休憩している時だ
いつの間にか長渕剛を口ずさんでいる
両肩がもげる
いろいろな事を思い出しながら、考えながら歩く
山の上にお寺を建てるのはやめてほしい
焼山寺より、きつい
焼山寺の登りで、フーフーいっていた、おばあさんやおじいさんは無事だろうか
膝の表がきしむ
曲がらない
今日は、河原で野宿いやキャンプする人が他に三人
装備なしの若者もいる
接待の話をする
いさじJoe的には、巡礼している訳では無いので接待はなるべく受けないようにしている

DATE: 05/05/2005 06:04:18 PM

そう言えば、昨日は車に乗った子どもにからかい笑いされた
わざわざ遠くの方から挨拶する子どももいる
どちらかと言えば、いさじJoeは、からかい笑いするタイプだったような気がする
自分の事ばかり考え出す
子どもの頃のことをよく思い出す
過去が自分なのです
ダンプカーがビュ〜ン
もうホントに車がむかつく
プンプン
車に乗せて欲しい
左膝が限界だ
杖を一本増やした
食料品には、ご飯になりそうな物が何もない
でも、カレーをご馳走してもらった
酒を買いにきたおっさんにからまれた
そんな足じゃあ
電車で帰れ
車で出直せ
倒れたら人の迷惑になる
でも、頑張れオーラがでていた
優しい人です
それにしても、娘さんが可愛かった
由岐町の看板最悪
地元の人は「なぜお遍路するか」不思議らしい
ゴミ箱がないから1日ゴミをもって歩いた
ゴミ箱がないからポイ捨てが増えるのです
明日は雨らしい
風呂に入りたい
着替が無いから洗濯もしたい
膝さえ痛くなければ、もっと歩ける

DATE: 05/07/2005 08:55:35 AM

ちっぽけな人間が

ちっぽけな日本という国を

一歩一歩、歩く

ちっぽけな胸に思う

日本は、豊かだ

山はにおい、川の水は冷たい

人は温かく、春の田畑は芸術品

この豊かさは、ちっぽけではない

それにしても、足が痛い

DATE: 05/07/2005 11:01:26 AM

昨日の気付き
朝三時に起きて歩く歩く
膝が痛くて階段は歩けない
距離は長いが、迂回路を歩く
楽しい、さみしい、嬉しい、怒り
いろんな感情が短い間に入れ替わる
特に怒りの感情が多い
30回以上は叫んだ
由岐町だけは、許せない
雨の国道は、車との闘い
ダンプカーの水しぶきでびしょ濡れ
追い掛けて行って殴りたい
登り坂の途中、トラックの事故
前が潰れ、けっこうひどい
運転手は、大丈夫だっただろうか
案内看板通りに山道に入る
膝の痛みが怒りに変わる
杖を鳴らし、叫ぶ
看板を無視して国道を進めばよかった
でも山の上におじぞうさんがあった
ここは遍路道で無ければ、誰も通らないだろう
いつの間にか、すれちがう人に気恥ずかしく無くなった
堂々としている

DATE: 05/07/2005 07:00:09 PM

はじめてお寺に泊まった
杖を洗えだの、朝のお勤めに参加しろだのうるさい
日本人は、うるさ〜い
朝のお勤めは凄いパフォーマンス
恐るべし仏教ビジネス
本や歯磨き粉など荷物をさらに減らす
日記帳になっていた能経帳をこっそり置いてきた
荷物を1〜減らすと、1km歩ける距離が伸びるらしい
左の足首が痛く引きずりながら歩き出す
ダンプカーやトラックが許せない
東京の物を徳島に運び、徳島の物を東京に運ぶ
そんなに必要なのだろうか
おばあさんにジュース代にと200円もらってしまった
断りきれなかった
おばあさんの分まで参ってきます
うそみたいに晴れた
気持ちも晴れ晴れしている
右足の小指の先にマメができた
しばらく歩くと結構歩ける
ゆっくりゆっくり歩いた
ポエムを投稿するのは勇気がいる
今日で発心の道場阿波が終わり、修行の道場土佐に入る
痛みと怒りの日々だったような気がする

DATE: 05/09/2005 05:34:22 AM

昨日の気付き
そういえば昨日は、セミが鳴いていた
今日は、足が少しまし
寝たり休んだりすると回復するから不思議だ
働きすぎは、よくないんだろう
室戸は海洋深層水が新たな産業になっている「魚菜村」のおばさんの本業は陶芸家だ
おばさんとの会議の結果、四国八十八箇所の湯呑みを作れば売れるだろうという事になった
ヒットしたら食事をおごってくれるらしい
それだけかい
商売上手はケチな人が多い
日の出から日暮れまで
歩いた、歩いた

DATE: 05/09/2005 08:33:50 PM

今日の気付き 小学生に遠くの方から解説された
寝ちょる、寝ちょる
網戸にしちょる
小さくなって寝るんやな
いつもなら追い掛けてやる所だ
でも、今日はムリ
足が痛い
おじさんは、見世物じゃないんだな
テントをたたみ歩き出すと、横に車が止まった
ひなあられみたいなお菓子をくれた
多分あの人は、お坊さんだ
山道を歩くと忘れていた膝がズキズキ痛む
5ミリづつ進む
昼寝をしたら足が軽くなった
いろんな挨拶や親切に出会う
わざわざ帽子をとって挨拶してくれるおじさんもいる
これが日本の文化というものだろうか
でも、こちらから目を合わすとそらす人の方が多い
これも文化かな
話しかけてくる人が多い
話していると先に進めない
だから、わざと目を合わさないようにする事が多くなった
わるい気がするけど、仕方がない
さきを急いでいます
と打っている間にもおじさんにつかまった
お遍路話→人生論→おじさんの半生→おじさんの想い出話
というフルコースで約二時間
でも、昔のお遍路さん話やパナマ運河やタスマニア島にマグロ船で行った話なんかは面白かった
今日は、凄い所で寝ます
明日は、朝から山登り
やだな〜

DATE: 05/10/2005 09:20:37 PM

朝6時前に歩き始めたから、9時には往復8キロの登山を終える事ができた
よく耐えた、俺の膝
俺は、歩いているんだ
ちょっと誇らしい気分でいた
でも、昨日のおじさんの話で考え直す
おじさんのイメージするお遍路さんは
一件一件玄関をノック
お経をとなえる
チリンチリン鈴を鳴らす
何かもらうまで、そこを動かない
お金やお米をもらう
洞窟や神社に住み着いてしまう
カッコ悪くて惨め
世の中のやっかいもの
これがおじさんがイメージする昭和のお遍路さん像らしい
水しらずの人に何かを下さいとお願いするのは相当勇気がいる
今やってみようと思っても、なかなかできないな
元々は悟りを開くためであったり、山伏の修行だったはずだ
今は、お金や時間があり某かの目的ためにお遍路さんをする人が多い
と言うことは、時代がめぐり「修行」という正しいお遍路に戻ったということだろうか
今日は最高に暑い
ゆっくりゆっくり歩く
今日は洗濯がしたいから、久しぶりに宿に泊まっています

DATE: 05/11/2005 07:40:58 PM

宿に泊まると朝がすがすがしい
生まれ変わったようだ
こういう日は、何も考えずに歩きたい
足も嘘みたいに軽い
快調快調
途中で何か変だと思う
曲がるのを忘れて真っ直ぐ突き進んだみたいだ
戻るしかないけど、悔しい
近道した
やっぱり迷った
道を教えてくれた人は次の寺への道順を教えてくれた
遠くの方では、おばあさんが心配そうに見ている
見てんじゃねー
足が痛い
もう歩きたくない
子供が履いているローラーシャーズが欲しい
喫茶ポエムに行きたかった
ポエマーとしては外せない
でも、また道に迷ったから諦める
何キロも戻る
ホントに分かりずらい
しかも、住宅地でキャンプする場所が無い
遍路小屋と書いてある所まで戻ってみた
小屋じゃなかった
ベンチに屋根をかぶせているだけだった
これからは、騙されない
今日は、合計で10キロ近く無駄に歩いた
情けない

DATE: 05/12/2005 07:32:31 AM

飛んだ
飛んだ
帽子が飛んだ
坊主頭が丸出しだ

死んだ
死んだ
猫が死んだ
頭が無さそうだけど、よく見れない

僕も車に乗るけれど
もっとゆっくり走れないのかな

DATE: 05/12/2005 09:31:15 PM

昨日寝ようと思っていた河原は朝水位があがっていた
危なかった〜
歩いていると車が止まった
次まで乗るか
大丈夫です、歩けます
断った
この先は、フェリーに乗るルートと橋を渡るルートがある
車もフェリーも乗り物だ
歩きにこだわるなら、橋を歩きなさい
とおじいさんは、言った
そう言われれば、そうですね
フェリーに乗ろうと思っていた
やめて橋を歩いた
あのじいさまホントに許せない
余計なことしやがって
すっごい遠回りだった
雨もふった
やっぱり道に迷った
空海も渡し舟くらい乗ったんじゃないか
ありがた迷惑じいさまだ
今度みかけたら、タイヤをパンクさせてやりたい
ホントに許せない
土佐の子供は、ひとなつっこい
どこに行くが?
いつまで歩くの?
1日の食べ物代は?
どこで寝るの?
あなた、だれですか?
いろんな子供に質問された
教育に良くないと思いながらも、子供が喜びそうな答えを言う
子供に元気をもらった
今日の晩御飯は、たこ焼きとトマト
トマトって、こんな味だったんだなぁ

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DATE: 05/13/2005 07:18:35 AM

日本のカラスが鳴く
人間さま
もっとゴミをください
好きなものを好きなだけ食べてください
世界中から食べ物を集めてください
穀物をたっぷり食わせたやわらかい肉をください
もっと食べ残してください
ゴミは臭いから家の外に出しておいてください

わしらも昔には戻れないのです
食べられるうちに
食べられるだけ
食べておきたいのです

さて、今日は何を食べようかな

DATE: 05/13/2005 05:24:53 PM

今日は景色のいい道を歩いている
左手は海
右手は山
景色が変わらないから、歩いても歩いても進んでいる気がしない
顔毛がすごい伸びた
歩く
食べる
寝る
の繰り返しの毎日
何日経ったか分からない
しきりに偉い、偉いと言われる
でも偉くない
いさじJoeの場合は、信仰心や何か目的があって歩いているのでは無いのです
ただ歩いているだけなんです

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DATE: 05/14/2005 08:02:22 PM

歩いていて1番怖いのは

特に歩道と車道の境の無い狭いトンネルなんかは最高
通りすぎた後の巻き風で車道に引き込まれそうになる
ちょっとつまずけば、ひかれてしまうだろう
昔のお遍路さんは行き倒れが多くあったらしいけど、現代のお遍路さんの最大の敵は車
ホントにすれすれをバビュ〜ンと走る
人は運転に慣れすぎて、過信している部分が多いような気がする
便利さのために
経済のために
こんなに車やスピードが必要なのだろうか
この旅で小さなカバン一つで旅が出来ることが分かった
なるべく車を使わない旅の仕方を考えようと思う
明日も歩くぞ〜

DATE: 05/15/2005 08:06:01 PM

昨日は、峠でキャンプ
起きたら霧の世界だった
寒くて何度も起きた
最近はアキレス腱が痛い
マメができるのを覚悟で靴ひもをゆるめた
おぅ
快調、快調
アキレス腱が痛くない
マメができた
痛くて歩きにくい
アキレス腱の痛みをとるかマメをとるか?
どっちもとりたくない
今日は、ずっと下り
サーフボードを積んだ車が多い
昼寝をした後から、体が変だ
暑い、寒い、クラクラする
風邪をひいたのかも
それとも疲れているのか
でも歩くしかない
背中を丸めて二本の杖で、漕ぐように歩く
その姿は、ホントに無様
無様でも前に進めればいい
夕方、熊井トンネルを通る
明治時代にできたそのトンネルは、今までで一番歴史の生々しさを感じた
レンガで作られた狭く真っ暗なトンネルにドキドキした
昔からの遍路道には、無縁仏のお墓が結構ある
お遍路さんが行き倒れてしまったのだろう
昔のお遍路さんは、本当に命がけだったんだな
今日は、民宿に泊まります

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DATE: 05/16/2005 08:00:33 PM

何故こんなに歩けるのだろうか
今日は、自分でも不思議なくらいに歩けた
太平洋沿いの海岸を歩き
松林を抜け
四万十川を渡り
青々しい緑の壁をすり抜けるように歩いた
結局、45キロ歩いた
今までは、30〜40キロで精一杯だったから新記録
今までは抜かれてばかりだったけど、今日はごぼう抜き
一度抜いた人に抜かれるのは嫌だから、ほとんど休憩もしなかった
でも、足が死んだ
まともに立てない
足に血が溜ってうっ血しているみたいな感じ
毎日こうなるけど、今日は特にひどい
でも、足摺岬まであと少しだ
今日の夕食は、土佐文旦
今ならトシダさんの気持が分かる
500円で腹一杯食える店に行きたい

DATE: 05/17/2005 07:22:32 PM

朝、腹が減って足が重い
朝は、いつも調子がいいのに・・・
昨晩は、文旦しか食べていない
あるはずのレストランも
商店も
なかった
初日に、お赤飯をくれたお兄さんとすれちがった
18日ぶりの再会
二個しかないパンの一つをくれた
ありがて〜
結局、岬に着くまで4時間ちょい、このパンだけだった
普段は気付かなったけど
ご飯を食べた後は、力が凄くでるんつたいね〜
食べれば歩ける
歩けば食べれる
食べるって大事なんだな〜
今日は、足摺岬までの往復
荷物は民宿に預けてある
午後は久しぶりに、気楽に歩けた
昨日の顔写真が気持わるいと大変好評です。
謹んで御礼申し上げます

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DATE: 05/18/2005 07:23:05 PM

マシーンのように歩ける
2本の杖でリズムを作り時速5キロで進む
いつの間にか歩く体になっていた
海を離れ山に入って行く
黒い曇が風に押されるように、追い掛けてくる
お昼前に雨はどしゃ降りになった
でも今日はマシーンだから大丈夫
リズムも速度も崩れない
休まず歩いた
靴の中に水が溜ってきた
ズブズブ
マシーン、それだけは困る
足の裏が心配
足がふやけた状態で歩くと、マメがどうなるか分からない
大きなマメができた後の皮膚が、はがれそうではがれない
はがしていいものか分からないから、そのままにしていた
これがマシーンにとって一番の悩みだった
クサいのです
洗っても洗っても、クサいのです
でも
あぁ、このニオイ
癖になりそう
この保留にしてある皮膚の下にもマメの気配がする
爪先の方しか空いていないので、見えないのです
このままマシーンの足は腐ってしまうのでしょうか
しょうがないから
今日は「へんくつ屋」に泊まります
ホントに、ごみ屋敷
いや、へんくつだった

DATE: 05/20/2005 06:31:11 AM

お遍路さんもビックリ!
歩道を歩いている真横に車が乗り上げた
その白いセダンは、何事もなかったような走り去りました
多分居眠り運転です
いさじJoe、死ぬところでした
もう我慢の限界です
全国の歩行者のみなさん!
今こそ、立ち上がりましょう!
No more car!
No more speed!
No more car!
No more speed!
車に乗ることで何かが麻痺していくような気がしてしょうがありません
路上では、犬も猫もヘビもカエルもカニも犠牲になりすぎています
事故以外にも車が起こす水はね・騒音・風の巻き込み・歩行者に与える恐怖心など車の害は本当にひどい
まぁ、てくてく歩いている方がわるいのかも知れない
現代の道路は歩く場所ではなく、車で走る場所なんでしょう
最近は体力に余裕ができたから、心にもゆとりができた
国道をやめて山道にチャレンジする
周りのお遍路さんと話したり
景色をみたり
お店に入ったり
地元の人に話し掛けたり
挨拶をしないような人にわざと挨拶をしてみたり
楽しみながら歩いている
今日は、再会した赤飯兄さんと二人で海岸の公園でキャンプ
夕方は、すごい景色になった
目がギョロリとして、ちょっとした妖怪風情
このツリキチ風妖怪、しきりに写真を撮っています

DATE: 05/20/2005 08:20:16 PM

そう言えば昨日、関所を越えて伊予の国へ入った
土佐は道に迷ったり、車には恐い思いを何度もさせられて、本当に修行の道場だった
今日は朝からバテている
歩いても歩いても進まない
マメの下にできたマメがビリビリ痛む
普通のマメなら安全ピンを刺して水を抜けばなんとかなる
でも、このマメは水が抜けない
マメの下でできただけあって外側に膨らんでこない
内側にマメができているような感じ
刺しても刺しても水が出てこない
仕方無いから、そのまま歩く
スピードを上げられない
コロコロを転がすオカマっぽいおじいさんと抜きつ抜かれつ
デットヒート
このデットヒートは昨日の昼間から続いている
並ぶたんびに
「がんばりましょう!」
とぬかします
じいさん!
言われないでも、頑張ってるんだよ〜
オレだって必死なんだ!
カマっぽいから余計に腹が立つ
念願のコインランドリーがあった
靴下は表裏2回づつ使ったからもう限界
洗濯をしてるうちに
マメの手入れをして
ご飯を食べて
体を洗い
頭を洗い
携帯を充電した
道の駅よりよっぽど役立つ場所だ
それからは何とか歩き続け
目標地点まで来た
山の上でのキャンプは寒い
けど今日は仕方がないさぁ〜

DATE: 05/22/2005 08:10:52 AM

今日は石を持って歩いた
どうしても許せない車に投げるため
投げた
当たらない
と言うより当てない
本当に当たったら困るからね
でも、この気持ちは分かって欲しい
わるい感情が溜って、こんな行動にでてしまう
あぁ、修行が足りないって事か・・・
毎日、痛みや怒りのことばかり書いてるけど
ホントはそんな事ばかりじゃないさ
感謝や
喜び
うれしさ
自信
よい感情を感じることも
本当に多いさ
でも、それらの感情は
パワーになって
ポンポン消えていく
悪い感情だけ
心の底の方に沈んで
溜っていってしまうのさ
人間とは、そういうものなのか
自分だけがそうなのか
分からない
でも、これから意識していけば
できるようになるかも知れない
いい感情は心の中にためて
わるい感情は、出していく
こんなんも修行なのかな
今日は44キロ歩いた
お遍路無料宿に泊まるために
倉庫だった

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DATE: 05/22/2005 06:22:51 PM

お接待受けない主義は、完全に崩壊している
缶コーヒー
一六タルト
お惣菜
サマーオレンジ
栄養ドリンク
トマト
バナナ
揚げパン
ここ2・3日だけでも
これだけ沢山の頂き物をしてしまった
断りきれないから、あきらめた
素直にありがたく頂いて
その分、誰かに親切にしようと思う
今日は朝から雨だった
なぜか、優しい気持ちで歩けた
車が少なかったからかな
雨の山道で自慢の巨泉メガネも曇りがちでした

DATE: 05/23/2005 07:19:20 PM

弘法大師の修行は空腹と疲労が、すごかったみたいだ
疲労は、それなりにしてる
空腹は・・・
毎日、腹一杯食ってるもんな〜
朝からハンバーグ定食とか頼むもんな〜
ジュースも毎日5〜10本は飲んでるもんな〜
糖尿に、なるかな〜
体力が付いてきたから、徐々に食事の量を減らそうと思ってはいる
でも今日も大盛りを頼んでしまった
朝一の山道は、クモの巣が凄い
気持ちわるいけど払うのが面倒だから
そのまま歩いた
クモの巣をなびかせながら
登る、登る
岩屋寺は本当に岩や
下っている時に道を聞かれた
おじさん、死にそう
いつもより丁寧に教えた
今日は、山道の往復20キロで終了
久しぶりに、ゆっくりする
でも時間があって暇
本屋に行ったり
久々にパチンコをやりたくなったり
臭くなったザックも洗濯
それでも時間があったので、ヒロキを見習って氣志團にしてみました
あぁ、明日から過ごし辛そう・・・

DATE: 05/24/2005 09:02:07 PM

昨日の死にそうなおじさんに追い付かれた
バスに乗ったらしい
6時から歩いている身としては悔しい
しかも、おじさんヘロヘロなのに
歩くと意外に速い
休憩すると追い付かれる
しぶて〜
さすが商売熱心な名古屋人だ
懐かしい松山の街中を通る
あの頃、僕は必死だった
消費社会の渦の中で・・・
流行りの洋服
かっこいい車
大きなテレビ
幻のお酒
おいしいケーキ
消費することで豊かになろうとする社会
いつか誰かが
年貢をおさめなければならなくなるだろうな〜
最近は寺で鐘をつくのが楽しみ
ボオ〜〜〜ン
石手寺では鐘をついた後に、その棒に頭を打ち付けたおばさんがいた
ゴツッ
面白いことするな〜(感心)
夕方、久しぶりに温泉に
歩いてる途中だと入る気しないけど
演歌聞きながら
たまには、いいもんだな〜

DATE: 05/25/2005 08:55:39 PM

これじゃ、修行にならない
歩くのが苦にならない
むしろ楽しい 行を積むには、何をしたらいいんだろう?
お経を覚える?
断食する?
走る?
戻る?
分からない
だから、朝4時から夜7時過ぎまで歩いた
(本当は寒くて起きてしまったので仕方なく歩きはじめただけです)
今日は瀬戸内海を左手に見ながら東へ
遠くに見える大きな船と競争しながら
向かい風に押し返されながら
歩く、歩く
お昼、ずっと食べたかったピザを食べられて幸せ
国道沿いだから車がつらかった
危ない、ムカつく、喉が痛い
しかし四国の車は、なんでこんなにグルグル海岸沿いを走っているのでしょうか
高速道路がグルっと一回りしていないのが、いけないんじゃない?
夕方、世界中のお墓を集めたんじゃないかと思うくらいお墓が沢山ある場所を歩いた
本当に沢山のお墓の中を歩きながら
あぁ、俺もいつかは必ず死ぬんだな
と何故か、ふと思った
今日は街中の公園で寝ます
夜中に起こされないか心配だ

DATE: 05/26/2005 08:39:00 PM

心がザワザワ波だっています
お寺で手を合わせても落ち着きません
イライラしています
車がムカつき
犬がムカつき
観光バスの参拝者にムカつきます
挨拶も雑になっています
何故でしょうか
次第に心が荒んでいったいさじJoe青年は
いつしか冷たく心の扉を閉ざしていた
お接待と言って差し出された
お弁当も疑う
これは何のために?
怪しい
しかも不味そう
微妙に臭い気がする
実際には戻ってお礼を言いたくなるくらいおいしかったです
何でも一万食を目指して、お金がかからないように工夫しながらお接待をしている方々みたいです
荒んだ心を癒すのには
おいしいお弁当
いや、
優しさなのでしょうか
すっかり改心したいさじJoe青年は、
涙をぬぐい
屁をこきながら
今日も歩く、歩く
夕方、念願の銭湯を発見
日本人で良かった!
その後この銭湯に携帯を忘れて戻るはめになりました
そして日が暮れて7時半、工事現場に空いているプレハブ発見
おぅ、今日はなんてついているんだ!
明日は5年前に遭難した石ズチ山に雪辱戦だ

DATE: 05/27/2005 08:26:08 PM

窪川で財布を盗まれたというおじさんに会った
トイレに入っている間にズタ袋ごと盗まれたらしい
窪川と言えば、足摺の相当手前だ
すげー
一文無しでも、いけるもんなんだなぁ
いろんな人が歩いているさぁ〜
暇な大学生
仕事を辞めた人
定年して家にいたくない人
末期ガンの人
温泉好きな人
生き生きと歩く人
死にそうになって歩く人
本当は、これが1番知りたい
何故、歩いているか?
でも、ほとんどの場合、何故歩いているか聞けない
怖くて簡単には聞けないのです
歩いている人の心の中は見えないけど、その歩き方にその人の心は現れているような気がする
僕は、どんな風に歩いているのだろう
今日は、民宿に泊まる日
お肉屋さんもやっている
食事が凄い
安い
居心地が良い
ホームランな宿だ

DATE: 05/28/2005 09:43:32 PM

休養十分
朝から絶好調
スタコラサッサのサ〜
ところが
いさじJoeさん
お待ちなさい
札所を通り過ぎてるよ〜
3キロも
しかも、目の前を通ったのに・・・
しこたまお金を儲ける前に
分かりやすい案内をしましょう
お寺のみなさん
往復6キロ
かなりのショック
小学生がリアルゴールドを買っていた
ませてるな〜
40キロを越えると
足が勝手に前にでる
意識は、足が崩壊しないように願っている
足の骨が砕けないように
↑大袈裟っぽいけど、特にアスファルトが続くとホントにそんな気がします
夕方、めまいがした
足元がグラグラ
地震かと思った
慌てて一休み
この辺は、家が途切れない
都会だ
やっぱり都会に入るとすれ違う人は多いけど、挨拶する人は少なくなる
おばあさんや子供に
はっとする位、目つきのわるい人がいる
あの噂は本当なのか・・・
朝から夕方まで歩くことが
なぜこんなにも
つらく
せつなく
胸をしめつけるように
お腹が減るのでしょう
あぁ、今日も
大盛り下さい
と頼んだら、お弁当屋さんの奥さんがテキパキ食べきれないくらいのおかずをおまけしてくれた
今日も素敵な旅館に泊まります

DATE: 05/29/2005 08:24:40 PM

この水は飲めるから、飲んでみな
三角寺に行く途中の水場でおじいさんにあった
晴れた日は毎日登っているらしい
一緒に歩いた
昔のお遍路さん話を聞けた
ハンセン病の人が沢山いたらしい
僕らの世代は、ハンセン病については詳しく知らない
スタン・ハンセンなら知っているけど
ウィ〜〜〜

お四国行けば、病気が治るから
と家の人に言われ 追い出されるようにお遍路さんになる人が多かった
そして、行き倒れる人が多かった
部落の境に線を引き
部落毎に世話人と呼ばれるお遍路さん担当者がいた
行き倒れたお遍路さんがでた場合、その世話人が埋葬する
金になる物を持っている場合は、墓をたてる
持っていない場合は、石を置く
自分の部落の線の向こうに行き倒れたお遍路さんを運ぶ事もあったらしい
1200年の間には、もっと生々しい出来事もあっただろう
三角寺から雲辺寺に行く間に
青い車が止まった
雲辺寺の先にある民宿の人だった
営業だった
頑張っている感じがした
泊まる事にしたら
リュックを持って行ってくれた
ずっと落馬した時に痛めた肩が痛かったから、助かった
ここのご夫婦は、脱サラして遍路宿をはじめたらしい
雲辺寺にやっと登ったのに
鐘が突けない
それだけが楽しみなのに
悲しかった
今日、苦楽を共にしてきた金剛竹の先が、ついに割れてしまった
最近、夕方めまいがします
どうしたんだ、俺の体
残り少ないお遍路の旅
噛み締めるように歩いています

DATE: 05/30/2005 07:28:03 PM

もしかしたら僕の先祖もこの遍路道を歩いていたかも知れない
江戸時代からお遍路ブームがあったみたいだから
そして行き倒れた先祖もあるかもしれないと思った
もしかしたら見ているかもしれない
おい、お前の子孫が通るぞ
おぅ、200年ぶりだな〜
お前の子孫、暇なんか?
そうさな〜、仕事が、ねえみたいだな
もし、ありえれば、喜んでいるかも
なんちゃって
ついに讃岐に入ったど
もう1000キロ超えた
大阪からスタートしたとしたら東京を過ぎたか
凄いな、俺
毎日、朝から晩まで歩いたもんな
こんなに歩いたのは、生まれてはじめてなんだな
過去が自分なら
今の積み重ねが
明日の自分になるんだな

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DATE: 05/31/2005 01:51:15 AM

お犬さまへ
そんなにお吠えにならないでおくんなまし
決してあやしい者ではございません
四六時中、首輪におつなぎになられて
面白くないお気持ちはお察し致します
私なりの愛情表現としまして
「うるせぇっ」
と低い声でご返事を差し上げる次第ですが
そうすると
さらに勢いよく吠えて頂けるのですね
また、ご返事を差し上げた瞬間
そばにあなたのご主人様がいらっしゃると
こちらも慌てて
「いい子だね」
とか
「可愛いですね」
と言ってしまう自分が悲しいのです

どこかにお隠れになられての
「隠れいきなり吠え」
もできれば止めて頂けないでしょうか
肝を冷やしまして車が走る車道という部分まで飛びでてしまうと
お仲間がよく事故に合われているように
私も車に踏み潰される可能性もでて参ります

そんな事情ですので
今後は、なるべくお吠えにならないように
ご理解頂きたいワン

ポエムになってないかも・・・

DATE: 05/31/2005 09:34:33 PM

午前0時、起床
したかった訳ではなく
裏の駐車場がうるさかったのです
電気をつけて窓を開けても気付かない
おじさんとおばさんが仏壇屋の奥さんは三人男がいるとか
くだらない話をしている
出て行って直接注意したかったけれども
旅館から出れない
本当に出れない
非常口も塞がっている
これじゃ、もしもの時にどうするんだ
しょうがなく今度は派手に窓を開けた
おっさん曰く
「なんですか」
うるさくしている自覚が無いのだから仕方が無いのでしょう
この時点で3時
出発したくても旅館の外に出れない
これもお大師さまが導いた修行なのでしょうか
善通寺の大師堂の前で何故か涙がでた
国分寺の門の前で若い男の人に話しかけた
お坊さんだった
しかも同じ年
京都のお寺で働いていたけど
実家のお寺に帰るから、その間に歩いてお遍路さんをしているとの事
自ら歩き遍路をするお坊さんもいるんだな〜
年が同じだから
遠慮なく話ができた
と言うより
いさじJoe悩み相談コーナーみたいになった
お坊さんだけに丁寧に答えてくれる
1番の悩みも、それほど問題無さそう
それにしても偶然の出会い
これもお大師さまのお導きなのでしょうか
分かれたあと
これが自分の足なのかと思う位に
足が力強く前に進む
山の登りも楽々
今日は山ありで50キロ近く歩いた
朝5時から夜7時半まで歩く新記録
しかも最後までスピードが落ちなかった
凄いぞ、俺

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DATE: 06/02/2005 03:20:03 AM

今まで歩いてお遍路さんをしていると、はっきり書けなかった
自信が無かった
でも、ばれていたみたい
今なら書ける
いさじJoeは、歩いてお遍路さんをしています
毎日、1日かけて車で1時間の距離(30〜50キロ)を歩く
たいしたこと無い
だけど、いろんなものが目に入った
消費社会の問題
ゴミの問題
車社会の問題
農村の過疎化
遍路道を歩いていると現実の社会を俯瞰して見れる
過去や今の問題は、必ず未来へ持ち越される
経済を優先するがために、何かを失っているようにも見える
この国のかたち
今回は体で感じています

DATE: 06/02/2005 06:33:47 PM

雨が、しとしと降っています
昨日は、二山
今日も山を登ります
ここも去年の台風の影響で道が凄い
2時間歩いたら全身びしょ濡れ
シャツを着替えて
今日も登る、登る
しかし、なんだこの険しい山は
足は今日も好調
休まないで歩く
あれっ
大窪寺
88番
結願

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DATE: 06/02/2005 06:57:41 PM

2時間の映画を見て流す涙とは違う
今を積み重ね
自分自身で作った感動の涙

四国のお寺88ヶ所
約1100キロ
全て打ち終わる事を
「結願」
と言うらしい

もしも
願いがひとつだけ
かなうとしたら
僕は
何を願うだろう
歩いている間中かんがえた
でも答えは今でも見つからない

その答えが見つかるまで、僕は歩き続けるだろう
(決まった・・・)

景色、空気、匂い、人々の表情
書いたら恥ずかしすぎる事や、書きたくない事
ここでは表現できない事や書けない出来事も本当に多かった
でも、なるべく感情には素直に書いたつもりです

最後に・・・
僕は、少しだけ強くなった
そして、優しい男になりたいと思った

多くのお接待をしてくれた四国の方々や、
この旅を見守ってくれた全ての人に感謝しています
そして、お大使さま、
ありがとうございました!

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