「成功ノウハウ集 食品版」
このページでは、食品を扱うサイト(主に農産物や水産物の産直サイト)のノウハウについて考えます。 長い間、生産者をやっていると消費者が欲しい情報は、どこな事なのか分からなくなってきます。そんな時は、簡単です。都市部にすんでいる知り合いや親類に食品を買う時どんなことが気になるか聞けばいいのです。それが、消費者が産直サイトに求める情報です。 消費者は「どんな人がどのようにして作ったものか」知りたがっています。 例えば、新規就農農家が有機栽培で作ったお米等 次に「なぜその値段なのか」という点も説明しておく必要があると思います。 「間違いの無い、良い買い物をしたい」と消費者は思っています。 例えば、市販の価格より若干高いがそれは収穫後にお米を天日干しをしているから等 誰だって安心な食べ物を安く買いたいと思っています。 「素生をあきらかにした上で値段に納得してもらう」ことが食品の通信販売にとって一番大事な事です。 秘訣は簡単!消費者が欲しい情報を公開する生産者による直売が少ない時代、消費者が受け取れる情報といえば 商品の外見と販売業者に都合のよい情報ばかりでした。最近は、価格ばかりではなく、食品の安全性を重視する消費者も増えています。 命に関わる問題となる場合もあるため、食品に関しては徹底的な情報開示が必要であると思います。 では、通信販売で食品を買う消費者が欲しい情報とは何でしょうか? 「誰がどのようにして作ったものか」という点と「なぜその値段なのか」という点だと思います。 つまり、素生をあきらかにした上で値段に納得してもらうことではじめて通信販売が成り立つと思うのです。 私なりに要点をまとめてみましたのでご参考までに! 1.生産現場の趣旨・なりたち たとえば「なぜ農業をはじめたのか?」「どんなこだわりがあるのか?」 2.場所・地域 気候・土・水など生産に関わる環境の説明 3.人 写真に簡単な経歴などがあれば 堅苦しいものよりもユーモアのある方が親近感が湧きます。 そして、できれば日記などがあればベストです。 日記を続けるのは大変ですが、携帯電話のメールを使って更新できるモブログサービスもあります。 4.商品説明 どんな土地でどのように作られたものか?商品の素養をはっきりさせるが大事です。 栽培履歴・肥料・農薬等の使用状況、 加工品の場合は、どのような加工がされたものか? ●農産物(お米や野菜・お茶等)なら 品種、水、栽培方法(肥料・農薬の使用状況)、商品管理の方法等 ●家畜・酪農・養鶏なら 品種、餌、水、飼育方法(ホルモン剤・抗生物質の使用状況)、商品管理の方法等 また、有機JAS認定書・有機畜産物JAS認定書・エコファーマー・特別栽培農産物生産登録認証等があればサイトに表示しましょう。 参考ページ JAS協会 特別栽培農産物に係る表示ガイドラインの改正について インターネットでこだわりの食材を探す消費者は、栄養価への関心も高いです。できれば、食品分析データも揃えましょう。 ※表示義務化が進んだEUでは、すでに製造業者自身に食品分析が義務化されています。 分析機関:日本食品分析センター 5.その他 同業の商品についての相場観・リンク集・用語集・料理レシピ・健康情報・ノウハウ等もあればベストです。 消費者の情報欲求は、年々高まりつつあります。生産者や販売店は、その道のプロです。プロにしか知らない情報を分かりやすく公開しましょう。 例えば、このこのような情報です。専門的な知識の公開は、信頼を得ると同時に集客にも効果大です! ※実は、ここがかなり差別化のポイントとなると思っています。食品のネットショップをかなり調べましたが、ここを丁寧にやっているサイトは殆ど見つかりませんでした。 お試し品(セット)を作ろう!インターネットの通販は、ホームページを持つ全国の同業者がライバルとなってしまうため、 ただホームページがあるだけでは注文が入りずらいという状況があります。 (消費者側も、どのホームページで注文していいか迷ってしまう状態にあります)そういう中では、数あるサイトの中からここで注文するという「決め手」が大事です。 (まずは、一回でも注文してもらうことからはじまると思います。) 食品の販売では試食してもらうことが一番の販促となると思いますが、 通販では「お試しセット」が同じ役目を持つと思います。 そこで送料・決済手数料を含め、1,000円・2,000円の「お試しセット」による販売促進が効果的です。 ●販売量を小分けにする、もしくはアウトレット・規格外商品をセットにするなどして「お試し品(セット)」を作ってみませんか? 「お試し品(セット)」は送料や決済手数料を考えると儲けは無く手間がかってしまいますが、 消費者にとっては本注文前の前に試せることで安心感がでます。 販促費だと思い試してみる価値はあるのではないでしょうか? 商品と一緒にメッセージを書いた手紙を添えれば、消費者との距離もグッと近づくのでは無いでしょうか? クロネコメール便や 郵パック等を使って、送料を下げるなど工夫しましょう! 「食材の宅配・通販」食品お試し品・お試しセット等の紹介ページ 小さなお店の闘い方【専門店化】小さなお店が売上げを伸ばそうと、商品数を増やして「何の店か分からなくなってしまう落とし穴」を何度も見てきました。インターネットの世界で、小さなお店が生き残っていくための道は「専門店化」しかないと思っています。 なるべく早く自分のお店の価値を見つけ、専門店として追求していきましょう! 他の店には無い商品やサービス(商品説明を含め)を、どのように作っていくかがネットショップの価値となっていくと思います。 【価格比較】に振り回されていては疲れ果ててしますだけです。比較できない何か見出し、育てていきましょう! 地図を5分でホームページに貼り付ける!http://www.geekpage.jp/web/google-maps-api/gmapcreator/グーグルマップのおかげで小規模なサイトにとっても、地図作成が間単になりました。 おまけに上記のようなサイトも出現しています。 ツールを使わせてもらえば、慣れている人なら5分もかからずに地図をホームページに貼り付けることができるでしょう! アディオス! |