【のほほん陸トレ道場】ミッドレングスで波と一つになるサーフィン


本当に「陸トレって大事だなぁ」と感じ始めた40代になってから、入水時間より陸トレ時間の方が多くなってきたような気がします。(笑)
陸トレ鍛錬の効果で、身体操作やボードコントロールが無意識領域に追いやれるので、海では波選び・波読みゲームを楽しめるようになります。 もちろん、メンタルも万全になるので(例え「全て」の波にパドリング大会の方々に囲まれても)「優しい気持ちで」リラックスして波乗りを楽しめるようになってきました。

もしも神楽のように「波乗りを神様に奉納できるとしたら・・・」

自然のパワーと同調して、優しく・・・時に激しく・・・絶対にエネルギーを無駄にしない気持ちで・・・ (本当に、神楽のようなパワーを持つ遊びなのかも!という瞬間がありませんか?)
周りの人と競ったり争ったりした波で奉納しても、神様は喜ぶだろうか・・・何か最近のサーフィンブームで、そんな事をよく考えております。 (やっぱり歳のせいかなぁ・・・笑)


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【 波との調和 】一番に大事な、腹ばい姿勢

「腹ばい姿勢」がサーフィンの上達にとって、(たぶん一番重要なのに)当たり前すぎて誰にも語られない部分です。
「腹ばい姿勢」の品質の違いは、見た目では分かりずらいです。ですが、自分で試してると体感(パドルのし易さ・テイクオフの滑り出し)が全然違うと思います。 (腹ばい姿勢が変われば、99%テイクオフの問題も解決するような気がしております。)

【結論】テイクオフが失敗する最大の原因は、正しい「腹ばい姿勢」が出来ていないためです!

★「腹ばいの姿勢」 の品質が上がれば、もっとウネリから楽にだせるので → プッシングも高い位置でキマリ  → (落ち着いているので)下りるタイミングに合わせて立ち上がり動作に入れる → ので、テイクオフの悩みが全部吹っ飛びます! (騙されたと思って、ぜひ腹ばい姿勢の再確認やってみてください。スタートが安定していれば、全ての動作を落ち着いて行う事ができるようになります。)

※ウネリに追いつかれるまではリラックス出来ているのに(画像下「特訓後」の姿勢)、 テイクオフ直前になると頑張って漕ぎすぎて身体全体に力が入り(画像上「修正前」の姿勢)のようになってしまう方が本当に多い気がします。 (重心が胸に行く → テールを押し上げられる → バランスを取ろうと足が開く → 滑り出しが遅くなる!という負の連鎖) 詳しくは、 テイクオフのページの最後にて。

テイクオフ前のパドルは、何のため?

「パドルの推進力でウネリに乗る」というマインドセットは間違いでは無いかもしれませんが・・・
テイクオフ前のパドルは「ウネリに押されやすい体勢を維持するため」「ポジションを調整するため」 「タイミングを合わすため」というイメージに変更してみて下さい。 「サーフボードは、いろんな要素の掛け合わせで滑り出すんだなぁ」と何となく気付く事があると思います。 「パドルの推進力だけで滑り出す」というイメージが、自分のテイクオフにブレーキをかけていたのかも?とお解り頂けるかもしれません(笑)
※急がば回れでは無いですが・・・ボディサーフィンやノーパドル・テイクオフに挑戦してみると、 「なぜボードが滑り出すのか?どこにコツらしきものが隠されているのか?」自然に感覚がつかめてくるのでな無いかと思います。

【テイクオフ品質の分かれ目】プッシングのタイミング!

この「プッシングの姿勢」」までに、「力まず」「頭真っ白にならず」いかにスムーズに 「波との調和の流れ」を作っていくかが最重要だと思っております。 (一旦、パドルの推進力の強弱がテイクオフの可否を決めるという思い込みを外してみてください。)
そして、 「ウネリの高い位置で、堂々たる高いプッシング(笑)」コレを冷静に決められれば、 押し出し直前(フワッとなる瞬間)に自然と身体が反応してスローモーション感覚で立ち上がり動作がキマリマス! (波の押しを使えると、陸トレの100倍ラクに動作できます。コツは、自分の中でのイメージを(画像で言うと「高い位置で」の前方) つまり、飛行機のテイクオフのように前上方に引き上げる意識です。)

★目指すべきタイミングは、「滑り出していないけど、滑り出す一瞬前(笑)」このタイミングが予測で掴めるようになると・・・ プッシングの体勢がバッチリ取れてから滑り出すので、ボードや体勢のブレが生じ難くなります。 波のパワーゾーンや変化も冷静に感じられるので、 立ち上がりからダウンザラインへの移行がスムーズになってきます。
※「滑り出していないのにパドルを止める行為」は、勇気がいるので誰も居ないような小波の時に練習してみませう!



この「プッシング姿勢で冷静に波読みする。」という余裕は、どこで作りだすのか? 単純に経験の積み重ねだけでは、時間が掛かりすぎてしまうので、ここは 前の前段階に遡って鍛錬(陸トレ)が必要な部分です。(まずテイクオフ以前の「腹ばい姿勢」「岸への方向転換から、乗り込み・漕ぎだし」・・・ この初動の品質で「波のエネルギーに同調できるか無視されるか」選別されると思います。 (造波抵抗が強くなってしまっている部分を、チェックして外していく練習が必要です。)

【練習あるのみ!】平水(プール)で、初動=波待ちからテイクオフのためのパドルに入る練習。
「今さら初心者じゃあるまいし・・・」と思われるかもしれませんが、本当に重要な要素が詰まっています。
一番のポイントは、ボードに乗り込む時の「間」、、、 詳しくは、 テイクオフのページにて。 「座った体勢から初動のチェックポイント」」

【結論】波の中のエネルギーを感じながら、呼吸(タイミング)を合わすこと

【最重要】は、「今の自分を疑う事」=常に研鑽を積もうとするその姿勢(by宮本武蔵)
(特に基本的な事の品質向上に、劇的上達のヒントが隠されています!)

【イメージ変更】ボードは「やわらかい雲」。体重を乗せてから、ゆっくりターンに入る。 踏み込まず脱力と波の力を利用して、ゆるやかな走行ライン!
(その波の水の流れに沿って、ゆっくり確実に骨盤で前にプッシュしながら波のパワーを「感じる」ことが大切です。)

【謙虚に】パドル以前の「腹ばいの姿勢」でさえも本気で見直せば、伸びしろ大!
(ロブ・マチャドのプレーニング・プッシングの姿勢・・・かなり真髄に迫っていると思えるのは私だけでしょうか・・・)

    【講習会にて】即効性確認済の練習法
  • 腹ばい姿勢・パドル・テイクオフ動作の見直し
  • 騙されたと思って腹ばい姿勢だけでも見直してみると、全然違います!
  • サーフスケート(withスライドグローブ)でのマニューバー練習
  • スライドグローブで最下点を覚えると、低いライディング姿勢が身に付きました。
  • ミニランプでのポンピング・リッピング動作
  • 身体の使い方の小さな変化が、大きな違いとなり、サーフィンに抑揚を出せるようになりました。


【地道な上達方法】スケート・トレーニング

ここ数年、上達していない気がする私ですが(笑)、確実に効果のあった陸トレがありました。 サーフスケートでのターン練習ミニランプでのリッピング練習です。 この2つは、(劇的効果があったので)もっと若い時にやっておけば良かったと反省中です(笑) でも、やれば確実に上手くなるので、全力でオススメできる練習です。

【低い基本姿勢】最短習得のためのスケボー練習方法

まずは、どんなスケボーでも良いので、本気で真っすぐな直滑降を練習します。 (両手指を前に出し、片目で直線を狙う!集中することでグッと基本姿勢が引き締まります。チェックポイントは、仙骨を入れること!) 次に、スライドグローブを使って ボトムターンの時だけ軽く後手を滑らせる練習をします。 (ポイントは、上下動と回旋の連動をスムーズに行い、フローを止めないこと。
※高い姿勢から低い姿勢への移行は難しいので、地面に手を付いた「最下点から(徐々に立ち上がりながら)良い姿勢を探っていく」と即!良いポジションが見つかるという勝利の方程式です(笑)

パタゴニア


マイ・ブランドの紹介「マハロ・ハーモン」

自分の体格は、170センチ75キロのガッチリ(ぽっちゃり笑)体型です。
ここ数年 7’2”のジェリーロペスのチーターをメインボードにして、 波によってアルメリックのニューフライヤー(6’2” 35L)に乗っていました。
ジェリーロペスのチーターは、サイズが上がってくると最高なのですが、もう少し動いてほしいという欲望があり、 アルメリックのニューフライヤーは高性能で楽しいですが、波にパワーが出てくると軽さが心もとないという感想でした。
そこで、自分の体格に合うボードを探していましたが、良い出会いがありました。 ニール・バーチェス・ジュニアの2プラス1(6’6”21 2’1/2)です。
テイクオフが2テンポ早くなり、120%加速性能が上がり、ターンのキレが5倍くらい上がった気がします(願望込み) なによりデカ波でも安心してボードを傾けられるので、波のパワーを物凄く感じるようになりました。

【それから数年が経ち・・・】 本当に誰もが楽しめるミッドレングスのサーフボードのイメージが、自分の中で出来上がりました。 友人のシェイパーが快く引き受けて頂いたお陰様で、ブランド名「Mahalo Harmon」モデル名「One right tool」という形にする事ができました。 自分のすったもんだの集大成が形になり、誰かのサーフィン上達のお役に立てる!もう感謝しかありません! サーフボードの設計は、ほぼほぼ上級者目線で行われます。 なので、週末サーファーにとっては、そもそもテイクオフが決まりにくい難しいサーフボードが多い気がします。 6.6前後の長さがあれば、ボードの手助けを借りて「誰でも・いつからでも上手くなれる!」と自分自身の試行錯誤から間違いないと思っています。 自分にピッタリ合ったサーフボードに出会うと、本当に一瞬で覚醒します。ご自身の動画を送って頂ければ、どのようなサイズ・デザインが良いか一緒に考えます。

【初級・中級者向け無料スクール】自分ができる範囲でサーフィン・サーフスケートを無料レクチャーさせて頂いております。 (自分自身が初心者時代から相当な時間を費やし苦労してきたので、ステップbyステップのメソッドらしきものができてきました。 40代半ばを過ぎて・・・自分が上手くなるよりも周りの方が上手くなる方が嬉しくなりました!)
ご希望の日時を、遠慮なくメール下さい。(場所は、屋久島町安房か時々、種子島にて)