炭の基礎知識
炭の正体
炭は無定形炭素でできています。
無定形炭素とは、明確な結晶状態を持たず、コークスなどと同じ種類のものです。
炭の無定形炭素には不純物が多く、実態は炭素質化合物です。
木材は、熱を加えることで刻々と変化しますが、
いくら高温で焼き上げても変わらない部分があります。
それは「細胞空隙構造(一般には細孔)」と呼ばれる孔(あな)です。
樹木が土の中の養分を吸い上げて、枝葉のすみずみまでいき渡らせるための管です。
炭のパワーの一つはこの「細孔」にあります。
微細な孔に様々な化学物質やにおいの元となる成分が取り込まれ、
デコボコした孔の表面に吸着するのです。
炭が脱色剤・脱臭剤・水質浄化剤の役割を果たす理由も、炭が多孔質構造だからです。
木炭の表面積は、たった1グラムで約200〜250平方メートルもあります。
炭の歴史ー昔の使われ方
桜の灰はパチっと跳ねないので、呉服屋さんで使われていました。
椿の灰は真っ白で綺麗なので、茶道・お茶室などで使われていました。
日本刀を一振り作るのには、松の木炭が30俵(450キログラム)必要です。
炭の三要素
樹木などを炭化した無定形炭素
炭化材に由来する微細孔構造
少量のミネラル(灰分)を含む
科学的に認められた炭の5つの働き・効果
1、すぐれた吸着力
小さな穴が集まった多孔質構造により、化学物質やにおいの成分などをミクロの孔に吸着します。
2、ミネラル補給
炭は、ミネラル(灰分)を多く含んだ炭素のかたまりです。
樹木が蓄えていたミネラルが灰になっても残るので、ミネラル成分が2〜4%も含まれています。
3、遠赤外線効果
炭を加熱すると遠赤外線や近赤外線などの赤外線を放出します。
遠赤外線は、肉や魚を内側から温めグルタミン酸などのうまみ成分を引き出します。
4、還元作用
炭には酸化した物質を還元する作用があります。
失われた原子を取り戻す働き、物が酸化して劣化するのを防ぐ働きをします。
5、触媒作用
炭の新しい機能として金属酸化物との複合化による触媒作用についても注目されています。
例えば、光が当たると化学反応を促進する光触媒があります。
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